読書シンドローム~北海道大学を卒業し安定を求めて公務員になったが、来年度からフリーランスとして働くため準備を進めています~

本が好きで、年間100冊以上本を読んでいます。好きな本を中心に紹介していきます(*^o^*) 病的に本が好きな方、是非読んでください(*^-^*)

菅野仁『友だち幻想』~洗脳教育から抜け出すために~

 

 

 

 

 

 

 

『友だち幻想』に苦しんでいる方へ

 

みなさん、こんにちは!

 

みなさんは、学校の素晴らしい教育を受け終わりましたか?(*´▽`*)

 

それとも、まだ受けている最中で素晴らしい人間になる途中でしょうか?(*´▽`*)

 

洗脳教育を受け終えた方、「みんな仲良く」しなくてはいけない環境で過ごした学校生活はいかがでしたか?( *´艸`)

 

、、、結構辛かったですよね。( ;∀;)

 

全員が仲良くなれるはずがないなんてみんな分かってるはずです!

 

人が何十人も集まったらその中にどうしても気に食わない人が少なくても1人か2人はいますよね。

 

それなのに、「全ての人間と良い関係を築ける」ことを前提に教育されると、仲良くできない方が悪いのかと思ってしまいますよね。

 

絶対に仲良くなんかなれない人と無理に仲良くさせようとすると、余計に仲をこじらせて衝突を起こしかねません。(人とぶつかることで学ぶこともありますが)

 

学校で教えるべきなのは、全員と仲良くなる方法ではなく、馬の合わない人が同じ環境にいても、お互いが気持ちよく生活できる方法です。

 

今回紹介する『友だち幻想』という本は、「みんな仲良く」という押し付けに苦しんでいる中高生への助けになるはずです。

 

この本は学生向けかもしれませんが、大人が読んでも十分ためになる内容でした。

 

日本の学校教育で「なんか変だな」とモヤモヤしていたことが、この本を読むことで「そういうことだったんだ」とスッキリすることでしょう(*^-^*)

 

 

内容紹介

続いて、本書の内容を紹介していきたいと思います。

 

 

気の合わない人間と「並存」「共在」できることが大切

「みんな仲良く」という理念も確かに必要かもしれませんが、 「気の合わない人と並存する」作法を教えることこそ、今の現実に即して新たに求められている教育だということです。-本書p.70

 

昔は、だいたい小学校はムラに1つであったため、地域で助け合うことが多く、地域住民の結びつきが強かったので、「みんな仲良く」という概念は自然なものでした。

 

しかし、今は、地域の支えというものが減ってきているので、偶然学校が同じというだけで「みんな仲良く」という考え方にはなりません。

 

なので、今は、あまり好ましいと思わない相手とも「お互い傷つけあわずに、ともに時間と空間を共有する作法」を身につけることが大事だということです。

 

お互いが気持ちよく暮らすために、余計な干渉はしないと割り切ってしまえば、「無理に仲良くする必要はない」ことがわかると、気持ちも楽になりますよね♬

 

これは、学校生活以外でも応用がききますね(*^-^*) 

 

ルールは「自由のため」にある!

なるべく多くの人が、最大限の自由を得られる目的で設定されるのがルールです。ルールというのは、「これさえ守ればあとは自由」というように、「自由」とワンセットになっているのです。

 

逆にいえば、自由はルールがないところでは成立しません。-本書p.86

 

みなさん、「ルール」と聞くとどんな印象を受けますか?

 

私は、制限されるとか、自由を奪われるとか、マイナスのイメージを持っておりました。

 

なので、「自由はルールがないところでは成立しない」という文章を読んだときは衝撃を受けました。

 

でも、よくよく考えてみると、世の中にルールが一切なく「なんでもしていいよ」となると、気に食わない相手を殺す人が現れ、いつ自分が殺されるかわからなくなり、落ち着いて生活なんてできなくなります。

 

このことは、イジメにもあてはまりますね。

 

ムカつく人をイジメてもよいとなれば、自分も他の人にイジメを受けるリスクが高くなります。

 

先程の話にもつながってきますが、気に食わないからといって攻撃をすると、返って自分も生き辛くなることになりかねません。

 

少しそれたので、話を戻します。

 

「究極の自由は、不自由である」と言われており、みんながある程度自由に生活するためには、最低限の「ルール」が必要となるんですね。

 

ルールと聞いて、マイナスなイメージを持つ人が多い理由に、学校の校則などで、前髪は目にかかってはいけないなどといった「無意味なルール」にさらされてきたからかもしれません。

 

それにしても、学校って意味の分からないルールが沢山ありましたね(;^ω^)

 

 

大人になるのに必要だが、学校では教えない2つこと

 一つは、先に述べた「気の合わない人とも並存しなければならない」ということと、そのための作法です。

もう一つ教えないことは何かというと、「君にはこういう限界がある」ということです。ー本書p.116

 

これも、「なるほど!」と思いました。

 

確かに、学校では「努力すればなんでもできるようになる」とか「人間には無限の可能性がある」とかいった綺麗事ばかりが並べられています。

 

「努力すればできるようになる」という論理の弊害は、これを逆に言うと「できないのは努力が足りないから」となってしまい、できないことがあると、その人ができるようになるまで頑張っていないことが悪い、ということになってしまいます。

 

このメチャクチャな論理で苦しんだ方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

 

人には向き不向きがあり、できることとできないことがあります。

 

なので、たとえできないことがあっても努力が足りないとは限りません。

 

「限界がある」ということを教えることは、ある意味「救い」だと思います。

 

そして、最近マンガの『テラフォーマーズ』(かなり面白いです笑)で知ったのですが、アメリカの研究で、人間には「努力遺伝子」というものがあり、努力できるかどうかに遺伝子が関係していることがわかってきているようです。

 

これ、ちょっと怖いですよね(;^ω^)

 

これを知った人の中には、努力できないのは遺伝のせいにして努力でなんとかなることすら努力しなくなる(私みたいな)人がでてくるかもしれませんね( *´艸`)

 

 

最後に

本書『友だち幻想』は、学校の洗脳教育に「苦しんでいる方」や「苦しんでいた方」そして、「今現在人間関係に悩んでいる方」の救いになると思います(*^-^*)

 

周りの人間関係が嫌になった時などに読んでみると良いかもしれません♬

 

読んだ後では、読む前よりも少し生きやすくなっていることに気づくでしょう(*^▽^*)

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。