【感想】『星の王子さま』ストーリーのあらすじ・名言を物語の流れに沿って解説!

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【感想】『星の王子さま』ストーリーのあらすじ・名言を物語の流れに沿って解説!

こんにちは!

 

みなさん、『星の王子さま』という本を知っていますか?

 

私は、名作であることは知っていたのですが、子供が読むものだと思って読んでいませんでした。

 

しかし最近、話題になっていたので気になって読んでみましたので『星の王子さま』の内容と感想を紹介したいと思います。

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『星の王子さま』登場人物・内容

まず、この物語は、飛空士での「僕」が、サハラ砂漠に不時着する場面からスタートします。

 

そこで小さな星からやってきた金髪の少年(王子さま)に出会い、「僕」が飛行機の修理をしながら話を聞くというスタイルです。

 

王子さまがいた星や、他の様々な大人が住む星の話を聞いているうちに2人はかけがえのない存在になっていきます。

登場人物

登場人物は、沙漠に不時着した少年と、不思議な金髪の少年、そして、金髪の少年が色んな星で出会う「大人」です。

 

この「大人」というのがこの本のポイントであると思いました。

 

その理由は後ほど!

 

金髪の少年が「僕」に話した惑星の順に紹介していきたいと思います。

 

話の流れは次のとおりです。

 

  • 金髪の少年がいた星
  • 王様が住んでいる星
  • うぬぼれ男がいる星
  • 酒飲みがいる星
  • ビジネスマンがいる星
  • 点灯夫がいる星
  • 地理学者の老紳士がいる星
  • 地球

順番に説明していきます。

0. 金髪の少年がいた星

 

まずは、金髪の少年が旅に出る前にいた星について。

 

星の大きさなんですけど、この星と、あとから紹介する地球以外の星は、すごく小さいです。

 

10秒で一周できるくらいの大きさです。笑

 

すごい小さいですよね。

 

4秒で1周できるくらいのもありました。。

 

そんな、地球とは全く違った星が舞台になっています。

 

金髪の少年がいた星には、花びらが一重しかない花が一つしか咲いていませんでした。

 

しかし、ある日、別の芽が出てやがて花が咲きました。

 

その花には、4つのトゲがありました。

 

その花は少年と話しているうちに少年のことが好きになりました。

 

サカキ
サカキ

ん?

 

と思ったかたもいるかと思いますが、花がしゃべるんです。そして、ヘビもしゃべります。笑

 

そういう世界です。笑

 

ある時少年は、トゲのある花をおいて、自分の星を出ようと決意し、朝ご飯を温めたりするのに使っていた2つの活火山のすすを掃除しました。

 

再び

サカキ
サカキ

ん?

と思ったかもしれませんが、この小さい星の火山もすごく小さいです。笑

 

少年の膝くらいの高さしかありません。

 

なので、掃除も簡単です。

1. 王様が住んでいる星

金髪の少年が、自分の星を発ち、一番最初に着いた星が、一人の王様がいる星でした。

 

王様は、高貴な衣装をまとって、堂々と玉座に座っていました。

 

この金髪の少年が訪れた星には、色々な「大人」がいますが、変な「大人」ばかりでした。

 

そして、この王様は比較的ちゃんとした「大人」でした。

 

この王様が言ったセリフでいいなと思ったところを抜粋して紹介します。

 

王様が金髪の少年に次のような質問をしました。

もしも余が将軍に蝶のように花から花へ飛び回れとか、悲劇を執筆せよとか、あるいは海の鳥に変身せよと命令したとして、

将軍がその命令を実行できなかったら、悪いのはどちらかな?

と王様は尋ねた。

「余か将軍か?」

「陛下です」と王子さまは自信を込めて答えた。

「そうだ。余は臣下のそれぞれにできることをもとめなくてはならない」と王様は言った。ー本文p.55~56 より

このやり取りを読んで、この人は素晴らしい上司になれると思いました。

 

上司は部下ができないことを指示してはいけない、ということですね。

 

上司が指示したことを部下でできなかったら、それは上司の責任。

 

指示が適切ではなかったということですね。

 

素晴らしい!

 

こんな上司の部下になりたい!と素直に思いました。笑

 

また、この星には王様一人しかいないので、王様はやっと臣下ができて喜んでいました。

 

しかし、突然金髪の少年がこの星を出発すると言い出したので、王様は焦って、少年を法務大臣にしてやろうと言います。

 

少年はそれに対して、この星には王様一人しかいないので、ここには法律で裁く相手なんかいないといいました。

 

すると王様は、

「ではおまえはおまえ自身を裁けばよい」と答えた。

「最も難しいことだ。自分を裁くのは他人を裁くよりむずかしい。

もしも自分を正しく裁けば、おまえは本当の賢者ということになる」ー本文p.57~58 より

 

この星を出ていくと言われたから、法務大臣にするというやりとりはかっこ悪いですけど、このセリフはなかなかいいですよね。

 

ほとんどの人は自分のことを棚上げして人の批判ばかりしていますよね。

 

人のことばかり気にしていないで、まずは我がふりを直さなければなりません。

 

自分はいいけど人のことは許せないって人すごく多いですよね。笑

 

前以って忠告しますが、これから先はまともなことを言う大人は一人もいません。

 

この王様が比較的良い「大人」でした。

2.うぬぼれ男がいる星

次に金髪の少年が訪れた星は、うぬぼれ男が住んでいる星でした。笑

 

この時点で、すでに嫌な予感がプンプンですね。

 

このうぬぼれ男が、金髪の少年がやってきたのを見て言った第一声が

 

「ああ、俺の崇拝者がやってきた!」ですからね。

 

とんだ勘違い野郎ですね。笑

 

金髪の少年とうぬぼれ男のやりとりが面白かったので、紹介します。

 

「きみは本当に私を崇拝しているかい?」と彼は王子さまに尋ねた。

「どういう意味ですか、崇拝って?」

「崇拝というのは、私がこの惑星でいちばん美男子で、いちばん頭がいいと認めることさ」

「でも、この星にはあなたしかいないじゃないですか!」

「それでもさ、私を崇拝してよ、いい気分にさせてよ」ー本文p.61~62より

 

からみがうざすぎですね。笑

 

典型的な寂しがりやの情けない「大人」でした。

 

3.酒飲みがいる星

3つ目の星は、酒飲みがいる星です。笑

 

だいたい想像がつきますね。

 

ここでも、面白いと思ったやりとりを紹介します。

 

「ここで何をしているの?」と(中略)王子さまは尋ねた。

「酒を飲んでいるんだ」と酒飲みは暗い声で答えた。

「なぜ飲むの?」と王子さまは聞いた。

「忘れるため」と酒飲みは答える。

「何を忘れるため?」と王子さまは、なんだかこの男がかわいそうになってきて、尋ねた。

「恥ずかしいことを忘れるんだ」と酒飲みは下を向いて打ち明けた。

「何が恥ずかしいの?」と、できれば手を貸したいと思いながら、王子さまは重ねて聞いた。

「酒を飲むことが!」それだけ言うともう酒飲みはまたかたくなに沈黙の中に籠もってしまった。-本文p. 63~64より

 

罪悪感を感じながらも、酒を飲まずにはいられない悪循環ですね。笑

 

子供の時は、お酒なんかなくても生きていけたのに、なんで大人になるとお酒がないと生きていけなくなるんですかね。

 

大人の方が子供よりも弱いのかもしれませんね。

4.ビジネスマンがいる星

4つ目は、忙しそうなビジネスマンがいる星です。

 

この星のビジネスマンは、金髪の少年が到着しても、あまりに忙しいので顔も上げませんでした。

 

こんな人職場にたくさんいますね。笑

 

顔をパソコンから上げずにしゃべる人は本当に多いです!

 

この忙しそうなビジネスマンは、とにかく数字を数えています。

 

ようやく、5億162万2731まで数えたところで、金髪の少年に話しかけられます。

 

「5億って何が?」

「え?まだそこにいたのか?5億・・・・・・知らんよ・・・・・・ともかく仕事が山積みなんだ!私は重要人物だし、くだらぬことに係わっている暇はないんだ。

2と5で7・・・・・・」ー本文p.65 より

 

これは、なかなかが効いています。笑

 

自分が重要人物だと疑わず、忙しいのか忙しそうなのか分からないサラリーマンって沢山いますよね。

 

この忙しそうなビジネスマンが数えていたものは星の数でした。

 

星を数えていることを知った金髪の少年は、ビジネスマンに尋ねました。

 

「それで、星をどうするの?」

「運用するのさ」とビジネスマンは答えた。

「なんどもなんども数える。これが難しい。しかし私は重要人物だからね!」

王子さまはこの答えで納得しなかった。

「もしもぼくがスカーフを持っていたら、首に巻いて持ち歩けますよね。

もしもぼくが花を持っていたら、摘み取って持ち歩けますよね。

でも星は摘み取れない!」

「だが、銀行に預けておけるさ」

「それって、どういうこと?」

「自分が持っている星の数を紙に書くんだ。その紙を引き出しに入れて、鍵を掛ける」

「それだけ?」

「それで充分」

それは楽しいな、と王子さまは考えた。なかなか詩的だ。

でも、重要なことではないだろう。-本文p.69 より

 

お金を稼ぐことが目的となって、本来の目的を忘れてしまっていますね。笑

 

すごく滑稽ですけど、このようにお金を稼ぐことだけに時間を奪われている人は結構いるはずです。

 

本当に大事なのはお金じゃないですよね。

 

子供である金髪の少年からすれば、お金が大好きな大人の気持ちが全く理解できていません。

 

子供のときはお金なんて持っていなかったけど、今よりも幸せだったような気がします。

 

ボーナスとかが出てお金が増えると嬉しいですけど、それは一時的なものです。

 

「お金が増えること=幸せ」にはつながらないですよね。

 

お金がないと生きてはいけませんが、お金があっても生きていけるわけではないですもんね。

 

んー、生きるって大変。笑

5.点灯夫がいる星

5つ目の星は、点灯夫が一人いて、街灯を1本立てるだけの広さしかない星です。

 

この星の点灯夫は、朝が来たら街灯を消し、夜が来たら街灯を点けます。

 

この星は一分で一日が終わるので、1分ごとに街灯を点けたり消したりしないといけません。笑

 

大変ですよね。

 

金髪の少年と街灯夫が興味深い会話をしていたので、紹介します。

 

「おはようございます。今、どうして街灯を消したの?」

「規則なんだよ。おはよう」と点灯夫は答えた。

「どんな規則?」

「街灯を消すという規則。こんばんは」

彼は街灯を点けた。

「でも、今どうして街灯を点けたの?」

「規則だから」と点灯夫は答えた。

「わからないや」と王子さまは言った。

「わかる必要なんてぜんぜんない。規則は規則さ。おはよう」

そう言って街灯を消す。-本文p.72より

 

金髪の少年は、今まで会った「大人」の中で、この街灯夫とは友達になってもいいと思ったようです。

 

その理由は、この街灯夫だけが「自分以外のものの世話をしているから」です。

 

私は、金髪の少年とは違う感想を持ちました。

 

私は、「規則」だからということで自分一人しかいない星で、休みたいと思いながらも街灯を点けたり消したりするのは、思考停止していて少し怖いと思いました。

 

自分しかいないんなら、たまには点けっぱなしでも消しっぱなしでもいいんじゃないかと思います。

 

規則だから、仕事だから、上の命令だからと何も考えないのは少し危険ですよね。

 

思考停止すれば、良くないことでも誰かを傷つけることでも平気でできてしまいます。

 

頭を使わないのは、すごく楽なんですよね。

 

自分で判断をせず、ルールに従う、常識に従う、上の命令に従う。

 

場の空気を読まなければいけないと教育されている日本人に根付いている体質かもしれません。

 

頭を使っていないから、プレーが終わった無防備の選手に対してタックルができたり、地下鉄でサリンをまいたりできるんですよね。

 

そして、後になってからとんでもないことをしてしまったことに気づきます。

 

先生の言うことは、上の命令は絶対という教育は、上にとっては扱いやすく都合がいいかもしれません。

 

 

しかし、社会全体としては、歪みができて結果的に良くない影響があると思います。

6.地理学者の老紳士がいる星

6つ目の星は、前の星の10倍の大きさで、分厚い本を何冊も書いた老紳士が住んでいました。

 

金髪の少年は、ここにきてやっとちゃんとした仕事の人に会えたとホッとしました。

 

しかし、その気持ちはすぐに裏切られます。

 

「本当にきれいな星ですね、ここは。大きな海はありますか?」

「知らないね」と地理学者は答えた。

「そうですか。」王子さまはちょっとがっかりした。

「じゃ、山は?」

「それも、知らないね」

「じゃあ、町や河や沙漠は?」

「どれも、知らない」と地理学者は答えた。

(中略)

「地理学者は大事な仕事をしているから、あちこち歩き回る暇などない。」

 

このやりとりを見て分かるように、現場を知らない頭でっかちです。

 

面倒くさいことは自分ではせずに、できるだけ楽な道を選ぶというのも「大人」の体質の一つですよね。

 

私も子供の時は外で遊ぶことが好きだったのに、今は中にいることが圧倒的に増えています。

 

「大人」になると、心にも体にもエネルギーがなくなってくるのでしょうか。笑

 

どちらかと言えば心の方かもしれませんね。

 

「大人」が変になるのは、生きるのが大変だからかもしれません。

7.地球

金髪の少年が、最後に訪れたのは地球です。

 

そして地球の沙漠で、不時着した飛行士に会います。

 

地球については、みなさんよく知っていると思うので、省略しますね。

 

気になる方は、本を読んでみてください。

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『星の王子さま』感想

『星の王子さま』を読んだ感想を紹介します。

子どもにとって「大人」は変な生き物

この本を読んで真っ先に感じたことは、この本は、子どもにとって「大人」は変な生き物だということです。

 

私は20代半ばであり、「大人」と言っても差し支えない年齢ですね。笑

 

なので、私も社会に揉まれ、常識に揉まれているので、どちらかというと「大人」の考え方に近づいています。

 

この本を読んで自分の子供時代を思い出しました。

 

私は子どもの時「大人」がすごく嫌いでした。

 

「大人」って偉そうだし、ズルいし、うるさいし、かっこ悪いし、お酒は飲むし、タバコは吸うし、自分の好きなものばかり買うし、子どもをバカにしているしで、自分の周りにいる大人にいい印象をもっていませんでした。

 

「大人」は子供に口出しするけど、子どもが「大人」に同じように言えば怒られて終わりです。

 

しかも、生きている年数が長い分、知識では負けるので口では敵いません。

 

子どもながらに、子どもって無力だなと感じていました。

 

そして、「大人」が嫌いでしたが無力である子どもでいることはもっと嫌でした。

 

なので、子どもでいるよりは早く「大人」になりたいと思っていました。

 

「大人」になった今は、「大人」なりの大変さはあるけど不自由で無力な子どもよりは、いくぶんましだと思っています。

 

「大人」になってから、そういえば子どもの時はやく「大人」になりたかったなと思い出しましたが、想像よりも「大人」も大変なんですよね。笑

 

子どもの時って、大人は常にせかせかしていて、イライラしていて、ただただ不気味な生き物に見えていました。

 

建前みたいな胡散くさいことしか言わないから、全く信用できませんでした。

 

けど、今「大人」になってしまえば、大人がせかせか、イライラしていた理由がなんとなくわかります。

 

「大人」も大変なんだなと理解できるようになりました。

 

『星の王子さま』を読んで、久しぶりに童心を思い出しました。

 

そういえば、何年か前は子どもだったんだなと。笑

 

みなさんも、自分が子どもだったときのことを忘れているんじゃないですか?

 

みなさんも子どもだったんですよ。笑

 

自分も今の子どもから見ると意味の分からない「大人」になっているかもしれません。

 

ムダなことを忙しそうにやっていませんか?

 

根拠もなく自分を重要人物だと思っていませんか?

 

常識や規則に支配されていませんか?

 

お金に目をくらまされていませんか?

 

お酒に飲まれてはいませんか?

 

一つでも思い当たる方や自分が子どもであったことを忘れているかたは是非『星の王子さま』を読んでみてください。

 

忘れていた大切なことを思い出せるはずですよ。

『星の王子さま』は大人こそが読むべき本

私は『星の王子さま』を読む前は子ども向けの本だと思っていました。

 

しかし、読んだ後は全然そんなこと思いません。

 

確かに、子どもでも読めるような内容になっており、容易な言葉で書かれていますが、理解をするのは大人でも難しいと思います。

 

一回読んだだけでは、捉えがたいことがいくつもありました。

 

子ども時代を経験している大人だからこそ、分かることもあると思います。

 

『星の王子さま』を子どもが読めばますます「大人」が嫌いになるリスクもある、毒にも薬にもなりそうな作品です。

 

『星の王子さま』を読んだことがある人にとっては、この記事を読んで共感してもらえれば幸いです。

 

そして、まだ『星の王子さま』を読んだことのない人に、少しでも読んでみたいと思ってもらえたらなと思います。

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