【本の紹介】『具体と抽象』細谷功~頭が悪い人と話が嚙み合わないのにはワケがある!?~

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『具体と抽象』細谷功~頭が悪い人と話が嚙み合わないのにはワケがある!?~

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こんにちは!池井 榊です

今回は、細谷功さんの『具体と抽象~世界が変わって見える知性のしくみ』の内容を紹介していきたいと思います。

この本は、4コマ漫画や図を使って説明されているので、普段本を読まない方にもオススメです!

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ー細谷功『具体と抽象』より

今回の記事の内容は、以下のとおりです。

記事の内容

1.「具体」と「抽象」について

2.「抽象化思考」のメリット

3.「抽象化思考」を身につけるための方法

YoTubeで観たい方は、こちら↓


【本の紹介】『具体と抽象』細谷功~抽象化思考を身につける方法~

それでは、早速内容に入りたいと思います。

突然ですが問題です!

「チョコレート」という言葉は具体的でしょうか?抽象的でしょうか?」

チョコレートというのは、みなさんがよく知っている、あの甘いお菓子のことです。

正解はこちら↓

この問題の正解は、「分からない」です。

引掛け問題!?騙したな!

なぜ「分からない」のかと言うと、何が「具体」で何が「抽象」であるかというのに、絶対的なものはないからです。

つまり、あるものが具体的か抽象的かを判断するには、他のものと比べる必要があります。

例えば、質問を変えて、「チョコレートは、お菓子と比べると具体的か抽象的か」という質問であれば、答えは「具体的」であることがわかります。

また、「チョコレートは、ミルクチョコレートと比べると具体的か抽象的か」という質問であれば、答えは「抽象的」となります。

【図】

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「具体」と「抽象」について

では、「具体」と「抽象的」には、具体的にはどのような性質があるのかについて、説明したいと思います。

ざっくりいうと、

具体的=わかりやすい

抽象的=わかりにくい

となります。

先程のチョコレートを例に出すと、例えば、友達に

「チョコレート食べる?」

と言われたとします。

チョコレートが好きな人は、

「食べる!」

と言って友達からチョコレートをもらいます。

はい、どーぞ!

しかし、そのもらったチョコレートが、ホワイトチョコレートであったとします。

その人は、基本的にチョコレートは好きですが、ホワイトチョコレートだけは食べれなかったとすると、困ったことになります。

、、、ホワイトチョコだったとは。今更いらないなんて言えないし

例えば、チョコレートをくれた友達が「ホワイトチョコレート食べる?」というように、どんなチョコレートなのかを具体的に示していれば、このような齟齬はなかったと考えられます。

みなさんは、家や学校、職場などで、自分の考えを伝えた時に「もっと具体的に言って」と言われた経験があるかと思います。

しかし、もっと「抽象的に言って」と言われた経験はほとんどないと思います。

そして、世の中では、「わかりやすい」ものの方が好まれる傾向にあります。

このことは、

活字よりもわかりやすいテレビの方が、

難しい政策を語る人よりも、わかりやすい身近な政策を掲げる政治家の方が好まれ、

わかりづらい純文学よりも大衆小説が売れることからも、

理解できるかと思います。

万人受けするには、万人にわかるものでなくてはいけません。

なので、世の中は「わかりやすいもの」で溢れ返っていることがわかります。

中には、具体的=善で、抽象的=悪であると考えている方もいるかと思います。

しかし、この本の内容を知れば、それは大きな間違いであることがわかります。

本書の著者は、「抽象化を制するものは、思考を制する」と言っても言い過ぎでないくらい威力があり、抽象化思考を身につけると世界が変わって見えてくると主張しています。

抽象化思考のメリット

それでは、抽象的に考えることには、どのようなメリットがあるのかについて紹介したいと思います。

今回は抽象化思考のメリットを3つ紹介します。

抽象化思考のメリット

1.一を聞いて百万を知る

2.説得力がアップ↑↑

3.名言連発

 1.一を聞いて百万を知る

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まずは、1つ目、「一を聞いて百万を知る」について説明します。

「一を聞いて十を知る」という諺を聞いたことがあるかと思いますが、抽象的に考えることができるようになると、一を聞いて十どころか百万を知れる、ということです。

またまた、「チョコレート」を例に説明します。

チョコレートが、どのようなものかを考える時、種類が沢山あり、「チョコレート」のままでは思考を深めることがキビシイとします。

その時は、少し具体化させて考えます。

例えば、チョコレートをより具体化すると、ミルクチョコレート・ビターチョコレート・ホワイトチョコレートなどが挙げられます。

そして、これらのチョコレートを一つずつ食べていき、これらが美味しかったら「チョコレートは美味しい」という抽象的な公式を導くことができます。

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このように、複数の物事の中から共通点を見つけるという思考法が、まさに抽象化思考です。

そして、公式を導くことができれば、今回食べなかった、トリュフや生チョコレートなど他のチョコレートも美味しいのではないか、と推測することができます。

今回は、チョコレートを例に出しましたが、抽象化思考を身につけると、売れる商品であったり美味しいお店の共通点であったりと、仕事や実生活に役立てることができます。

今の説明で、抽象的に考えるということは、物事をひたすら抽象化するわけではないことに気づいた方もいるかと思います。

つまり、抽象化思考というのは、抽象→具体→抽象のように、具体と抽象を往復していることが分かります。

 2.説得力アップ↑↑

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このような思考を踏まえて、抽象化思考のメリット2つ目、「説得力がアップ」することについて説明します。

例えば、今私は、『具体と抽象』という本の内容を紹介していますが、私がひたすら、

この本面白いよ!

抽象的なことを言っても、

あっそ

と全く伝わらないと思います。

なのでこの本の良さを伝えるために、この本を読んで抽象化思考を身につけると、

一を聞いて百万を知ることができるよ!

などのように、この本を読んで得られるタメになる情報を具体的に説明します。

そして、この記事を読んでいるみなさんが

面白そう!(買おうかな、、、)

と感じれば、「実際に読んでみよう」と、思うはずです。

今の説明したように、具体と抽象を往復して説明することで、伝えたいことの説得力がアップすると思います。

プレゼンなどで抽象的なことを言った後に、「例えば、、、」というように説明を続けることがあると思いますが、それがまさに具体と抽象の往復になります。

 3.名言連発

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続いて、抽象化思考のメリット3つ目、「名言を連発できる」ことについて説明します。(名言しか言えなくなる恐れがあります。笑)

例えば、「時は金なり」という諺を誰もが聞いたことがあると思います。

この諺は、

いつ

どこでも

老若男女問わず

使うことができる抽象度の高い言葉であると言えます。

もし、

近所にある個人経営のお弁当屋さんは毎週水曜日全品50円引きである

という具体的な内容であると、名言になりづらいことが分かります。

多くの人に当てはまる普遍的な言葉を生み出すには、抽象化思考を身につける必要があります。

抽象化思考を身につける方法

最後に、今まで説明してきた抽象化思考を身につけるための方法を紹介したいと思います。

抽象的に考えられるようになるためには、「一見全く違ったもの同士の共通点を見つけるクセをつける」必要があります。

それは、日頃から色々な経験をすることはもちろんですが、小説や映画などの芸術に触れて、自分の視野を広げることで、身につけることができると紹介されています。

また、人は、言葉によって思考を巡らす生き物なので、言葉を知らなければその事について考えることができません。

なので、本を沢山読んで知識を増やすことも有効な手段です。

みなさんの周りに、話が全然噛み合わないという人がいると思います。

そのような人は、あなたよりも言葉を全然知らないという場合が考えられます。

語彙力の低い人と話す時は、いちいち言葉の説明をしなければならなかったり、また、ある物事の概念が全く理解できないという場合は、意思疎通もできないなんてことあるかと思います。

そうならないためにも、抽象化思考というのは、現代を生き抜く上で必須のスキルであるとも言えます。

今回紹介した『具体と抽象』は、本当に素晴らしい本で、今回どの部分を紹介するか非常に迷いました。

今回紹介できなかったところにも、タメになる情報がまだまだありますので、この記事を読んで興味を持った方は、是非読んでみてください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

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